公開日 2016年1月7日
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議会の通年開催をはじめました
平成26年から、定例会の開催を年1回とする、一会期制を導入しました。当初は、定例会を1月に開会し、12月末までを会期としていましたが、開会・閉会時期の見直しを行い、令和6年からは、会期を決定する「開会会議」を4月に開催し、3月定例会議の最終日までを会期としています。
開会後、5月、8月、11月、2月に定例的に会議を再開し、6月、9月、12月、3月の「定例会議」を行うとともに、必要に応じて「臨時会議」を再開します。会期をほぼ1年間とすることで、議会が常に活動できる状態として、災害時や緊急的な行政課題に対して迅速な議会対応が可能となり、主体的な議会活動を通して議会機能の強化及び活性化につながります。
開会会議は市長招集により開催されますが、以後の定例会議、臨時会議は議長の権限で再開されますので、議会の主体性や迅速性がより一層進展します。
また、会期中は、定例会議や臨時会議を開催しない時でも、継続して常任委員会で調査や審議を実施できます。
一会期制のイメージ
【留意点】
議員の任期満了や議会の解散により、選挙が行われるときは、市長の招集による開会が4月以外の月となる場合があります。
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一問一答選択制の実施
議会での議論の活性化と市民の皆様によりわかりやすい議会運営とするため、本会議の一般質問において、
質問方式に従来の一括質問一括答弁方式に加え、一問一答方式、1問目を一括質問一括答弁方式で行い2問
目以降を一問一答方式とする併用方式の選択制を平成25年12月定例会から導入しています。
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インターネットによる議会中継の充実
インターネットによる議会中継については、議会活動を広く、多くの市民へ公開し、議会及び市政への関心、理解を深めることを目的に、本会議は平成17年6月定例会から、委員会は平成24年3月定例会から、それぞれ放映を開始しています。
委員会については、従来は議案、請願、陳情を審査するために開催される委員会のみ放映の対象としていましたが、市政に関する情報を積極的に公開し、市民に分かりやすく、開かれた議会の運営に一層努めるため、平成27年5月22日から、原則として、第1委員会室及び第2委員会室で開催されるすべての委員会(常任委員会、議会運営委員会、特別委員会、決算特別委員会分科会)を放映の対象とすることとなりました。(令和2年度からは予算特別委員会も対象)
なお、放映の対象とならない委員会については以下のとおりです。
①正副委員長の互選及び委員派遣の議決のみを行う委員会
②中間報告書の作成に関わる特別委員会
③議会の人事案件に関わる議会運営委員会
④議事運営等で急遽開催される議会運営委員会
⑤当該委員会においてインターネット中継を行わないと決定した場合
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議場モニターの設置について
相模原市議会では、平成25年9月定例会から議場に大型モニターを設置し、議会中継の映像を映すとともに、代表質問・個人質疑、一般質問を行う際には、質問者の発言時間等を表示することとしました。この議場モニターの設置により、傍聴席からも発言者の様子が見えるようになり、“分かりやすい議会”の実現の一助となっています。
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本会議・委員会等におけるペーパーレス会議の実施
議会のICT化を推進する中で、タブレットとしても利用できる2in1パソコンを導入するとともに、
業務の効率化、環境負荷の軽減等のため、各種書類のペーパーレス化や、端末を活用したペーパーレス
会議の実施を順次進めています。
平成31年1月には議会運営委員会においてペーパーレス会議の試行運用を開始するとともに、特別委員会
や全員協議会などにおいても段階的に試行運用を行い、本格運用に移行しました。
本会議と常任委員会においても、令和3年9月定例会議から試行運用を行い、その検証結果を踏まえて、令
和4年6月定例会議から本格運用を開始しています。一部の会議資料については紙資料を併用しており、完
全ペーパーレス化に向けて引き続き取り組んでいます。
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本会議場の傍聴席への字幕表示モニターの設置
傍聴しやすい環境を整備するため、令和4年9月定例会議から、本会議場の傍聴席に字幕表示モニター
を設置しました。リアルタイムに音声を文字化するAI音声認識エンジンを活用して、新たに傍聴席へ設
置したモニターに本会議での発言内容を表示しています。音声を認識して文字化しているため、一部
誤変換されることがありますが、発言内容がより分かりやすくなっています。