相模原市議会史

公開日 2025年10月29日

   

1.議会史とは

 議会史とは、その名の通り「議会の活動の歴史(議会が審議してきた内容の歴史)」をまとめたものです。
過去に議会で審議した内容を知ることができる資料として「会議録」がありますが、その量は膨大で、知りたい情報にたどり着くことは容易ではありません。
 また、現在では、会議の開催ごとに「議会広報紙(さがみはら市議会だより)」を発行しているほか、ホームページ等に情報を随時掲載していますので、それによって概略を知ることはできます。
 しかし、過去のまとまった期間について、国内外の情勢などを踏まえた大きな流れや傾向を知ることは、個々の情報に接するだけでは理解が難しいものです。
 「議会史」は、まさにそのような部分を補うものといえ、これまでに、全国の多くの地方議会において、様々な形で編さんが行われました。
 

2.相模原市議会史について

 相模原市議会では、明治22年から昭和54年3月までを編さん対象期間として、昭和58年から平成8年にかけて「相模原市議会史」の編さん事業に取り組み、

 ・資料編Ⅰ(平成3年3月発行)
 ・資料編Ⅱ(平成5年3月発行)
 ・記述編Ⅰ(平成6年5月発行)
 ・記述編Ⅱ(平成7年3月発行)
 ・年表編 (平成8年3月発行)

の5巻を刊行しました。

 

3.相模原市議会史(明治22年~昭和54年)の紹介

 上述のとおり、昭和54年4月以降を編さん対象期間とした相模原市議会史、言い換えると、昭和の後期・末期から平成、そして令和にかけての相模原市議会の活動をまとめたものは、発刊に至っていませんが、今後の編さん・発刊を見据え、過去に編さんした相模原市議会史の内容を振り返るのは意義のあることと考えられ、また、多くの皆様に「議会史」について知っていただく一つのきっかけになるよう、ここでその一部を紹介します。

 

 

4.相模原市議会史(昭和54年~平成31年)の発刊に向けて

 現在、昭和54年4月から平成31年3月までを編さんの対象期間とする議会史編さん事業に取り組んでいます。
 ここでは、本事業の取組状況を随時お知らせしていきます。

最新ニュース

 川崎市と議会史の情報交換を行いました

 10月14日(火)に川崎市議会局の議会史編さん担当職員の方々と情報交換を行い、議会史の構成にあたっての基本事項や資料の選定における課題点など、編さん事業に係る内容を深く掘り下げてお話を伺いました。
 川崎市では、令和6年度から編さん事業に取り組んでおり、文書の研究や要約などに生成AIを活用し、作業の効率化を図ることを検討しているとのことでした。
 最後には、議場と議会図書室の見学もさせていただきました。議会史資料や業務遂行におけるアイデアなど、今後の編さん事業の参考になる、大変貴重な時間となりました。

○議場の見学写真