公開日 2025年7月30日
昭和22年の第1回統一地方選挙 ※令和6年4月掲載
昭和16年4月29日、2町6村(座間町、新磯村、麻溝村、上溝町、田名村、大沢村、相原村、大野村)の合併により相模原町が誕生し、同年5月30日に第1回町会議員選挙が行われて36名の町会議員が選ばれました。合併前の各町村の議員定数は、神奈川県統計書(昭和14年)によると、座間町と大野村が各18、他の1町5村は各12の合計108でした。合併後の議員定数は、町村制の規定では30でしたが、日本最大の町(当時)で30ではあまりにも少なすぎるとして、選挙前の5月19日に定数36が認められました。このときの詳細は、相模原市史第4巻(昭和63年再版発行)653~658ページ「新相模原町会の成立」に記述があります。
さて、議員の任期は当時も4年でしたので、次の町会議員選挙は昭和20年のはずですが、実際に行われたのは昭和22年4月30日(第1回統一地方選挙)でした。これはどうしてなのでしょうか。相模原市議会史記述編Ⅰの580ページには、「(昭和)22年5月の地方自治法施行による新たな制度での町議会発足に備えて、直前の4月末選挙が行われるまでの6年間は、議員の任期が延長されて改選が行なわれなかった」との記述がありますが、どういう時代背景だったのでしょうか。
このときの流れについて、ここでは国立公文書館デジタルアーカイブや帝国議会会議録検索システムで確認ができることをご紹介します。