公開日 2023年5月18日
議会の役割
私たちの相模原市を、明るく住みよいまちにするためには、市民一人ひとりが参加して意思を決め、自分たちの手で実行していくことが理想的な市民自治です。しかし、多くの市民が1か所に集まって話し合うことは困難であるため、市民の中から代表者を選び、その代表者を通じて話し合いがされます。この代表者が、市議会議員です。市議会議員が集まって、市民生活に密接なかかわりのある市の予算や条例などについて、細部にわたって審議し決めているところが市議会です。
市議会と市長は、それぞれ独立した機能を持ち、市政の発展のために活動しています。
議員
議員は、4年ごとの選挙によって選ばれます。市議会の議員定数は46人(緑区11人、中央区17人、南区18人)です。また、市議会議員になることができる人は満25歳以上の市民です。
議長と副議長
議長、副議長は議員の中から選挙で選ばれます。議長は議会を代表し、また議場の秩序を保ち議事を整理したり、議会の事務を処理するほか、国・県などとの折衝やいろいろな会議に出席する重要な役目があります。
副議長は、議長が欠けたり、不在のときにその代わりを務めます。
会派
市政に対して、同じ考え方や意見を持っている議員が集まり、自分たちの考えを効果的に市政に反映させるため、グループをつくって活動をしています。これを会派といいます。
議会の仕事
議決
市政を進めていく上で重要な案件については、市議会の意思決定
が必要です。これを「議決」といいます。市議会が議決する主なものは次のとおりです。- 条例を定めたり、改正又は廃止すること。
- 予算を定め、決算を認めること。
- 市の税金、使用料、手数料などを決めること。
- 予定価格3億円以上の工事などの契約をすること。
- 市の財産を交換したり譲り渡したり、貸したりすること。
- 予定価格1億円以上の不動産などを買ったり売ったりすること。
選挙
議長、副議長、選挙管理委員などを選挙します。
市政のチェック
市政が正しく運営されているかどうか市の仕事を調査したり、問題点を指摘します。
意見書の提出
市議会の意思として、国会や関係行政機関に「意見書」や「要望決議」を提出し、市民生活にかかわりのある問題に積極的な解決を求めています。
議会の開催
定例会の回数は毎年1回です。4月に「開会会議」を開き会期の決定をします。5月、8月、11月、2月に「定例会議」として再開しながら、3月定例会議の最終日までを会期とします。そのほか、必要に応じて「臨時会議」が開かれます。
本会議・委員会の開催予定はトップページのカレンダーからご確認下さい。
委員会
議案などは本会議で直ちに決めることもありますが、議会で審議する議案は、数多く広い範囲にわたっているため、全員で一度に審議するよりも、いくつかの部門に分けて詳しく審議した方が、能率もよく、より深く審議できることから、委員会が設けられています。委員会には常任委員会、議会運営委員会、特別委員会があります。また、当初予算及び決算を審査する場合には、それぞれ予算特別委員会、決算特別委員会が設置されます。
常任委員会
常に設置されている委員会で、所管事項の議案の審議等をしています。相模原市議会には、次の5つの常任委員会があります。
- 総務委員会:企画、財務、税務など
- 民生委員会:福祉、保健、衛生など
- 市民環境経済委員会:市民、商工業、農業、環境など
- 建設委員会:都市計画、道路、住宅、消防など
- こども文教委員会:児童福祉、青少年、学校教育、生涯学習など
議会運営委員会
会議の開催日程や議会運営、議長の諮問事項などについて協議します。
特別委員会
必要に応じて設置される委員会で、特定の問題を調査研究しています。現在、次の5つの特別委員会が設置されています。
- 子どもと高齢者などの支援に関する特別委員会:子どもの権利保障と育ちに関する施策、高齢者の介護・医療・ケア等の充実強化及び移動支援に関する調査研究について
- 基地対策特別委員会:基地対策について
- 大都市制度に関する特別委員会:大都市制度について
- 新たなまちづくりに関する特別委員会:リニア中央新幹線神奈川県駅設置に伴う橋本駅及び相模原駅周辺など、未来志向のまちづくりと経済政策に関する調査研究について
- 防災・減災の推進に関する特別委員会:防災及び市民の減災意識の醸成に向けた調査研究について
全員協議会
全議員をもって構成し、市政等に関する重要案件に関し協議します。必要に応じて開催されます。
請願と陳情
市民が市政などについて議会に直接要望できる制度が、請願と陳情です。議会に提出された請願・陳情は、所管の委員会に付託され慎重に審査した後、審査の経過と結果が本会議に報告され、最終的な結論(採択・不採択)が出されます。